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​Comment

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映画監督/冨樫森

「子供抱えた女優の生き辛さの話かと思って見ていたら、映画を愛することについて語られていた。みんな、映画が好きなんだよなあ。劇中の女優たちも、助監督も、監督も、登場人物全員がね。実は企画、主演した水村さん本人が一番なわけで。今時、人生賭けて自主映画作ろうだなんてさ。 映画と言う「麻薬」についてもいつしか考えさせられた。 しかし、だ。 前に長いモリ一本で巨大カジキを釣り上げる台湾人夫婦を何年も追いかけている女性ドキュメンタリー監督と話したことがあるけど、爽やかに明るくて素敵で、今回も同じ感覚を覚えた。それは中毒者が絶対に持ち得ない向日性の愛としか名付けようの無い感覚だ。」

映画監督/宇賀那健一

「映画を撮れば撮るほど、様々なことがうまくなっていくけれど、それと同時に何かが失われていく気もしていて、でも本作には失われてしまった瑞々しさが満ち溢れていてなんだか嬉しくなってしまいました。とても真っ直ぐな映画で気持ちよかったです。」

俳優・演出家/宅間孝行

「何より一つの作品に昇華させた水村美咲さんの女優という職業に対する愛に敬服します。 女優であること、映画製作者であることの苦悩が、そして、この職業に関われば誰しもが持つであろう葛藤が、美しい映像の中に詰まってます。」

映画監督/坂部敬史

「よく役者さんに「どうしたら売れますか?」と聞かれ、 「自分が主演の映画をつくるのが一番早いかも」と伝えるのですが、実際につくる人はほとんどいません。 そんな中、一本の映画を完成させたということがどれほど大変なことか。 主人公たちを中心に、いろいろな人がそれぞれの事情で一生懸命生きている様子が丁寧に描かれている、 同時に、この業界ゆえの勝ち負けができてしまうことの残酷さと厳しさを感じる映画でもあります。 「でも映画ってそういうもの。だったらあなたは何のためにやっているの?」と問われているようでした。 その厳しさを通り抜けるからこそ、その先の温かい気持ちにも触れられる素敵な作品です。 何かを目指している、目指していた全ての人へ。」

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